【イベント議事録 4/9】日本大学中学・高等学校 田中 忠司 先生「「ロイロノートの授業外活用(簡単な健康観察確認と連絡事項共有)」
2021年8月28日に開催されたオンラインイベント「iPadで臨時休校を乗り切るための環境整備と授業デザイン」のアーカイブ記事、全9編中の4本目です。
本記事はiOSコンソーシアムの代表理事の野本竜哉が執筆している本サイトのオリジナル記事です。本記事の著作権はiOSコンソーシアムに帰属します。
目次はこちらのページを参照
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日本大学中学・高等学校 田中 忠司 先生
田中先生
▲今回は学習支援アプリを用いた授業外のお話をします。
▲日本大学の附属校として、iPad6年目でそれなりにノウハウはあると思います。
▲オンライン授業の前に大切なのが、生徒と先生の安心安全の確保だと考えています。
▲昨年からオンライン授業に取り組んできていますが、コミュニケーション・健康観察・日々の連絡をオンラインで完結する形でやらせていただいています。これらが基本的にはすでにオンラインでできるようになっており、休校に入るまでにベースができていたところがあります。ただ、オンライン授業については昨年初めてやったので、今日聞かれている先生たちと状況はそんなに違わないと思っています。
▲まずコミュニケーションに関しては、ライブで学級活動をすること、オンラインの学級活動を組み合わせています。オンラインは毎日使うと大変なので、週二回使うことにしています。本校はZoomのアカウントを教職員一人ずつもっているので、当時はGoogle Meetを使っていましたが今ではZoomを使っています。
▲さらにAppleの「Everyone Can Create」を「コミュニケーション」の手段として作品作りを通じてお互いの理解を深めるという活動をしてきました。
▲健康観察については、生徒と先生で提出方法が異なっています。先生はGoogleフォームをつかい養護教諭が確認。今回は生徒がロイロノートスクールを使って担任が確認をしています
▲ロイロノート・スクールには「出欠カード」という機能があります。小学校低学年のクラスをお持ちの方にとっては、このカードを児童が入力するのは難しいため前提は保護者が入力することが前提になっている。ただ、家庭によっては様々な状況があると思われる。生徒自身ができた方が良いと思うのでこれだけだと難しいかな、と思っています。今回の「オンライン授業」における「健康観察」には一部不便なところがありました。
▲そこで本校ではPDFで作った資料に生徒が記入して提出。(検温結果など)一番大事なのは生徒の検温結果。次に体の症状は「できたらつけてもらう」。ストレス状況も記載欄がある。
▲ただ、このシートを「使わないといけない」とはしておらず、中には単にカード機能で手書きで体温のみ書いて送ってくる生徒もいる。これを確認してから返却をしています。
▲ロイロノートのカードにはいろんな入力手段がある。またカードの色の変更ができるので体調や気分を色で表現することもできます。
▲さらに日々の連絡にも使っています。学校としてはClassi、ロイロノート、Googleクラスルームの3つを使っているが、ロイロノートが一番生徒からのリアクションが得やすいというメリットがあります。必要な時には先生が返信を送って個別対応をすることもできるので便利。三者面談の日程変更などをこの機能を使って時間の変更相談などをロイロでやっています。
▲これらはiPadにもともと入っていたり普段から使っているものを活用しているのがポイント。1学期までに使っていたものを活用するのが肝です。これが対面授業に戻った時に役立つし、先生も生徒も楽しくなるとと思います。
(記事第五弾に続く)